しじみ雑学general knowledge

しじみはなぜ肝臓に良いと言われているの?

明確な科学的根拠はありませんが、良質のたんぱく質とそのバランス、しじみ貝に特に多いアラニンとオルニチンのおかげといわれています。 (アラニン、オルニチンは肝機能の改善に効果がある事が確認されています)

しじみは何を食べてるの?

水中にいるプランクトンを体内で濾過しながら食べています。ついでに住んでいる湖や川などの浄化作用の働きも兼ねています。しじみは凄い!!!!

しじみのあの独特な風味の正体は?

貝類一番のコハク酸含有量が一番の正体です。その他のアラニン、グルタミン酸などの絶妙なバランスがあの独特なしじみの風味をかもしだしているのです。

しじみの身は食べる派?食べない派?

各地方により、「食べる派」と「食べない派」があると思われますが、双方の長短所を説明します。

食べる派

しじみの栄養を丸々全部頂けます。しじみの身には鉄分も多く含まれている事から、貧血ぎみの方などは、身も全部食べる事をお勧めします。しかし、ちょっと砂抜きが不十分な場合は、少し砂をかじるかも知れません。あとは貝が小さいと食べるのが大変なのかも。 でも、身も美味しいですよ!!!

食べない派

しじみの良質なアミノ酸を頂けます。しかし、身に残っている「鉄分」などの煮出しても溶出しない栄養成分が摂れません。それが逆に良いという意見があります。それは、「鉄分の過剰摂取」による肝臓への負担です。しじみは「肝臓に良い」が「鉄分」が気になるという方は、エキスを充分に召し上がって下さい。二日酔いの朝のしじみ汁は汁だけでも充分かも知れませんね。

しじみの旬って?

しじみの旬は年に二回あります。一般的に言われる「土用しじみ」と「寒しじみ」といわれる時期です。

土用しじみ

土用とは七月下旬頃(二十日前後)になります。俗に「うなぎ」を食べるのが世間一般に広まっています。この頃のしじみは夏季の産卵のため体一杯に栄養を蓄え、抱卵しています。身は大きくて、食べてもプリプリの最高のしじみです。「うなぎ」と一緒に是非ともしじみ汁を作り、季節感を感じてほしいと思います。本当に旨いですよ。「うなぎ」「しじみ」で夏バテ解消!!!

寒しじみ

夏季の産卵を終えたしじみが、秋~冬にかけて越冬のために栄養を蓄えます。そして寒い冬になると湖底深くにもぐり、その蓄えた栄養で冬を越します。その「栄養を蓄えた」厳寒時期のしじみが、「寒しじみ」と言われます。身のプリプリ感は「土用しじみ」にはかないませんが、こちらのしじみもうま味が豊富で美味しいですよ。